中庭のある家-1です。
クライアントの一人のある社長の知人が古くなった自邸を建て替えたいのでとデザインを依頼されたものです。

住宅の立地は横浜の高台、第一種住居専用地域の高級住宅地にあり、建蔽率/容積率:40/80ですが、
建築協定区域となっていて容積率60%、緩い南西斜面にある
敷地面積:210.55㎡の区画です。
家族構成は夫婦+子供2人(高校生の男子)。

現在の駐車スペースは東側に一台分ですができれば2台留められるようにしたい。
容積率の制限のなかで、リビング、寝室等それぞれある程度ゆとりのあるスペースを確保したい。
夫婦の寝室はベッド、大きめのウォークイン、子供部屋はできれば独立したものがいいが、幸い男の子2人なので2人1部屋でも可、隣地は全て2階建てで南西斜面なので、2階からは西側隣家の屋根越しに富士山が望める。
もし、予算が許せば木造ではなく、耐久性があり、柱も飛ばせるRCにしたいという条件でした。
COURT-HOUSE-B1F2私の提案した新住居の基本デザイン(第3案)は次のようになりました。
平面を示します。











COURT-HOUSE-1F2COURT-HOUSE-2F2












そのまま平面的に2台の駐車スペースの確保は困難ですが、幸い緩い南西斜面で南西角敷地境界部分で道路は宅盤から2.2m下がりとなっているので建物下に地下車庫を造ることは可能です。
そこで1台分は地下車庫とし、道路ぎわの宅盤を少し削ってもう一台分駐車スペースを確保しました。
地下車庫からは外へ出ないでもそのまま一階へ上がれます。

南東側からの階段で少し上がってエントランスとなるアプローチとし、寝室からの眺望は無くても可ということでしたので一階は中庭を中心とした個室階とし、富士山が望める2階にリビングダイニングを持っていくことにしました。中庭のある家です。

一階は3方向を隣地に囲まれていますのでプライバシイと眺望の確保が困難です。
しかしこのように建物の中心に日照と採光、修景されたプライベートな中間領域である中庭を設けることにより、エントランスにも其々の個室(寝室)にもゆとりと潤いが確保されます。

また住宅のパブリックスペースであるリビングダイニングを上階へ持っていくことによって2階は西側の隣戸の宅盤が低いことから、いつでも充分な眺望と日照、プライバシイが確保されます。
広いルーフテラスもあり緑を適所に配置すれば広々とした素敵な住居となるでしょう。

とてもイメージが湧いたと喜んで戴きましたが、やはり予算的にRCでは厳しいということで、現在、構造は木造ということで、建設準備中という運びとなりました。


いい家がほしい